イベント向けリアルタイム字幕翻訳ツール8選|参加者・主催者別おすすめ【2026年版】

海外カンファレンスに参加したり、多国籍なイベントを主催したりする機会が増えてきた今、「言語の壁」は多くの方にとって身近な課題となっています。
「英語のカンファレンスに参加したいけど、セッション内容が理解できるか不安」
「外国語の基調講演で、重要なポイントを聞き逃してしまった」
「主催するイベントに海外からの参加者がいるが、通訳を手配する予算がない」
このような悩みを解決してくれるのが、リアルタイム字幕翻訳ツールです。しかし、ツールによって「参加者が個人で使うもの」と「主催者がイベント全体に導入するもの」では、求められる機能が大きく異なります。
本記事では、イベントにおけるリアルタイム字幕翻訳ツールを参加者側の視点と主催者側の視点に分けて整理し、それぞれのニーズに最適なツール8選を徹底比較してご紹介します。
⚠️ 本記事は、当社が2026年1月時点の公開情報やユーザーフィードバックを基に独自にまとめたものです。
イベント向けリアルタイム字幕翻訳ツールとは?
イベント向けリアルタイム字幕翻訳ツールとは、登壇者の発話をAIが瞬時に認識し、別の言語に翻訳して字幕として表示する技術・サービスのことです。
従来、国際会議やカンファレンスでは、プロの同時通訳者を手配し、専用のレシーバーを参加者に配布する必要がありました。しかし、AIの進化により、参加者のスマートフォンやPCで直接翻訳字幕を受け取れるようになり、コストも導入ハードルも大幅に下がっています。
参加者と主催者では求められる要件が異なる
イベントにおけるリアルタイム字幕翻訳ツールを選ぶ際、最も重要なのは「自分がどの立場で使うのか」を明確にすることです。
参加者として使う場合の要件
海外カンファレンスやウェビナーに参加する際、自分で翻訳環境を用意する必要があります。
- 個人のデバイスで完結すること:PCやスマートフォンだけで利用できる
- イベント側の設定に依存しないこと:主催者が翻訳を提供していなくても使える
- オンライン・オフライン両方に対応:ウェビナーも対面イベントもカバーできる
- 長時間のセッションでも聞き逃しを防げる:リアルタイム要約があると便利
主催者として導入する場合の要件
多言語イベントを開催する際、参加者全員に翻訳を提供する必要があります。
- 多人数に一斉配信できること:数十〜数千人規模に対応できる
- 参加者の導入ハードルが低いこと:QRコードスキャンだけで利用開始できる
- 複数言語への同時翻訳:英語、中国語、韓国語など複数言語に同時対応
- コストパフォーマンス:従来の通訳者手配より大幅にコスト削減できる
【参加者向け】個人で使えるリアルタイム字幕翻訳ツール4選
まずは、イベント参加者として個人で利用できるツールをご紹介します。主催者側が翻訳を提供していない場合でも、自分のデバイスで翻訳環境を構築できます。
1. SuperIntern Translation
おすすめポイント:オンライン・オフライン両対応、リアルタイム要約で聞き逃しをキャッチアップ
SuperIntern Translationは、会議やイベントに特化したリアルタイムAI翻訳機能を提供するデスクトップアプリです。

主な特徴
- 50言語以上に対応し、二重字幕(原語+翻訳)で翻訳精度を確認可能
- リアルタイム要約機能により、長時間のセッション中でも重要ポイントを即座に把握
- スピーカー+マイクから直接音声をキャプチャするため、オンラインイベントでもオフラインイベントでも利用可能
- 会議Botが参加しない仕組みで、他の参加者に気づかれずに利用できる
- カスタム辞書で専門用語や固有名詞の翻訳精度を向上

参加者として使うメリット
特にイベント参加者にとって嬉しいのが、リアルタイム要約機能です。60分や90分といった長いセッションでは、どうしても集中力が途切れたり、一部を聞き逃したりすることがあります。SuperInternなら、セッション中にリアルタイムで日本語の要約が生成されるため、聞き逃した部分もすぐにキャッチアップできます。
また、オンラインウェビナーだけでなく、対面のカンファレンス会場でも同じツールで対応できるため、1つのツールを覚えるだけでどんなイベントにも参加できます。
料金
- 無料トライアルあり
- 月額3,300円で50時間まで使い放題
2. Felo瞬訳
おすすめポイント:Chrome拡張でブラウザ会議に手軽に対応
Felo瞬訳は、GPT-4エンジンと独自のRRT技術を搭載したAIリアルタイム音声翻訳アプリです。

主な特徴
- 15言語以上のリアルタイム翻訳
- Chrome拡張機能でZoom、Teams、Google Meetの二重字幕表示
- スマートフォンアプリで外出先でも利用可能
- 1日単位から試せる柔軟な料金体系
参加者として使うメリット
ブラウザベースのウェビナーに参加することが多い方には、Chrome拡張での利用が便利です。また、スマホアプリも提供されているため、外出先でのイベント参加にも対応できます。
料金
- 無料:60分まで
- 有料:月額59.99ドル〜
3. Notta
おすすめポイント:文字起こしと翻訳を一元管理
Nottaは、58言語に対応する文字起こしサービスで、リアルタイム翻訳機能も備えています。

主な特徴
- 58言語の文字起こしと50言語以上への翻訳に対応
- 2か国語リアルタイム文字起こし・翻訳機能(モバイルアプリ対応)
- イベント後のトランスクリプト管理が容易
- Zoom、Teams、Google Meetとの連携
参加者として使うメリット
イベント参加後に内容を振り返りたい方には、文字起こしデータを保存・管理できるNottaが便利です。モバイルアプリ対応なので、対面イベントでもスマホで録音しながら翻訳できます。
料金
- フリープラン:無料
- プレミアムプラン:月額4,180円(30時間まで)
4. Immersive Translate
おすすめポイント:ブラウザ特化でカスタマイズ性が高い
Immersive Translateは、元々Webページや動画の二言語字幕翻訳サービスとしてスタートし、後からオンライン会議翻訳にも対応しました。

主な特徴
- ブラウザの表示スタイルを柔軟にカスタマイズ可能
- YouTubeやNetflixなど100以上の動画プラットフォームでバイリンガル字幕を表示
- ブラウザで完結するため、追加アプリのインストール不要
参加者として使うメリット
普段からImmersive Translateで動画視聴している方なら、そのままオンラインイベントにも活用できます。ブラウザから参加するウェビナーとの相性が良好です。
料金
- 無料プランあり
- 有料プラン:価格が頻繁に変更されるため、公式Webサイトで確認することを推奨します(3〜4,000円前後)
【参加者向け】ツール比較表
| ツール名 | 対応言語数 | オンラインイベント | オフラインイベント | リアルタイム要約 | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| SuperIntern Translation | 50言語以上 | ◎ | ◎ | ◎ | 月額3,300円〜 |
| Felo瞬訳 | 15言語以上 | ◎ | △ | × | 月額59.99ドル〜 |
| Notta | 58言語 | ◎ | ○ | △ | 月額4,180円〜 |
| Immersive Translate | 100言語以上 | ◎ | × | × | 3〜4,000円前後 |
【主催者向け】イベント全体に導入できるリアルタイム字幕翻訳ツール4選
次に、イベント主催者として参加者全員に翻訳を提供したい場合に適したツールをご紹介します。QRコードによる簡単アクセスや、多人数への一斉配信に対応しています。
1. VoicePing
おすすめポイント:QRコードで最大2,000人規模に対応
VoicePingは、国際イベントや学術カンファレンス、企業セミナー向けのリアルタイムAI翻訳サービスです。

主な特徴
- QRコードを読み取るだけで、参加者がスマートフォンから翻訳を受信
- 1台のPCで最大2,000人以上の参加者に対応
- 45カ国語対応のリアルタイム音声翻訳
- アプリのダウンロード不要でブラウザから利用可能
- 専門用語の辞書登録機能
主催者として使うメリット
高価なレシーバーや通訳ブースの設営が不要で、参加者の人数が増えても追加機材コストがかかりません。Nostrasia(X共同創業者ジャック・ドーシー来日イベント)やAnimeJapanなど、大規模イベントでの実績があります。
料金
- 無料プラン:90分/月
- 有料プラン:月額8,250円〜
2. Sentio(センティオ)
おすすめポイント:ソフトバンクワールドでも採用された実績あるサービス
Sentioは、ポケトーク株式会社が提供するAI同時通訳サービスです。

主な特徴
- 最大500人がブラウザでアカウント不要で閲覧可能
- 41言語の話者言語、76言語の翻訳先言語に対応
- 対面会議、リモート会議、動画などの翻訳に対応
- SoftBank World 2025で孫正義会長とサム・アルトマンCEOの対談にも利用
主催者として使うメリット
月額3,300円という手頃な価格で500人まで対応できるため、中規模のセミナーやカンファレンスに最適です。大手企業のイベントでの採用実績があり、信頼性も高いです。
料金
- 月額3,300円(税込)/ 年額33,000円(税込)
- 1ライセンスで最大500人まで共有可能
3. Flitto Live Translation
おすすめポイント:3秒以内の高速翻訳でイベントの臨場感を損なわない
Flitto Live Translationは、韓国発の多言語翻訳プラットフォームFlittoが提供するリアルタイム通訳サービスです。

主な特徴
- 38か国語、120以上の言語組み合わせに対応
- 3秒以内のスピーディーな翻訳速度
- QRコードをスキャンするだけで利用開始
- 半日プラン・1日プランのシンプルな料金体系
主催者として使うメリット
言語数や視聴者数による変動がなく、シンプルな料金設定が魅力です。海外ゲストを招くカンファレンスや、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッドイベントに適しています。
料金
- 半日プラン・1日プランあり(要問い合わせ)
4. Wordly AI
おすすめポイント:60言語以上に同時対応するグローバルイベント向けソリューション
Wordlyは、大規模国際イベント向けのAIリアルタイム翻訳サービスです。

主な特徴
- 60言語以上への同時翻訳
- 翻訳、字幕、要約をワンパッケージで提供
- QRコード・URLで参加者が簡単にアクセス
- Zoom、Webexなど主要プラットフォームと連携
- 60カ国以上で3,000以上の顧客、400万人のユーザー実績
主催者として使うメリット
人間の通訳者を複数言語分手配するのと比べて、圧倒的なコスト削減が可能です。言語数が増えてもWordlyなら固定価格で対応できるため、多言語が必要な国際カンファレンスに最適です。
料金
- 要見積もり(年間使用時間と参加者数に基づく)
【主催者向け】ツール比較表
| ツール名 | 対応言語数 | 最大参加者数 | QRコード対応 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| VoicePing | 45言語 | 2,000人以上 | ◎ | 月額8,250円〜 |
| Sentio | 76言語 | 500人 | ◎ | 月額3,300円〜 |
| Flitto Live Translation | 38言語 | 制限なし | ◎ | 要問い合わせ |
| Wordly AI | 60言語以上 | 制限なし | ◎ | 要見積もり |
参加者でも主催者でも使えるSuperInternの強み
ここまで参加者向けツールと主催者向けツールを分けてご紹介してきましたが、実は両方の立場で使えるツールがあると非常に便利です。
SuperIntern Translationは、以下の点で参加者・主催者両方のニーズに対応できます。
参加者として
- 主催者が翻訳を提供していないイベントでも、自分のMacで翻訳環境を構築
- オンライン(Zoom、Teams、Meet、ウェビナー)でもオフライン(対面カンファレンス)でも同一ツールで対応
- リアルタイム要約で長時間セッションの聞き逃しをキャッチアップ
主催者として
- 登壇者のPCにSuperInternを導入し、翻訳字幕をスクリーンに投影
- 対面イベントでも会場のスピーカー音声を拾って翻訳可能
- 参加者全員にQRコードでアクセスさせる必要がなく、シンプルな運用
他のツールにはないリアルタイム要約の価値

特に長時間のカンファレンスやセミナーでは、すべての内容を集中して聞き続けることは困難です。SuperInternのリアルタイム要約機能は、セッション中に日本語で要点をまとめてくれるため、
- 「あ、今の部分聞き逃した」と思ったらすぐに要約を確認
- セッション終了後に議事録を待たず、その場で内容を振り返り
- 複数トラックのセッションで、自分が参加できなかったセッションの概要を把握
といった使い方が可能です。これは翻訳だけでなく、イベント体験そのものを向上させる機能といえます。
利用シーン別おすすめツール
海外カンファレンスに個人参加する場合
→ SuperIntern Translation
オンラインでもオフラインでも対応でき、リアルタイム要約で聞き逃しを防げます。特に終日開催のカンファレンスでは、要約機能の価値を実感できるでしょう。
社内で海外本社のウェビナーを視聴する場合
→ Notta / Felo瞬訳
ブラウザベースで手軽に導入でき、文字起こしデータを後から共有する用途にも適しています。
数十〜数百人規模のセミナーを主催する場合
→ Sentio / VoicePing
QRコードで参加者が簡単にアクセスでき、月額数千円からの手頃な価格で導入できます。
数百〜数千人規模の国際カンファレンスを主催する場合
→ VoicePing / Wordly AI
大規模イベントの実績があり、多言語への同時対応が可能です。
まとめ:イベントの「言語の壁」をなくすツール選び
イベントにおけるリアルタイム字幕翻訳ツールは、参加者と主催者で求められる要件が異なります。
参加者として個人で使う場合は、自分のデバイスで完結し、主催者の設定に依存しないツールを選びましょう。特にオンライン・オフライン両方に対応でき、リアルタイム要約機能を持つツールがあると、長時間のイベントでも安心して参加できます。
主催者として導入する場合は、QRコードによる簡単アクセスや多人数への一斉配信に対応したツールを選びましょう。従来の通訳者手配と比較して、大幅なコスト削減が期待できます。
どちらの立場でも活用できるSuperIntern Translationは、50言語以上に対応した二重字幕システムとリアルタイム要約機能により、イベント体験を大きく向上させることができます。無料トライアルで、ぜひその効果を実感してみてください。